ポートランド旅行
〜オレゴンへの一泊二日〜
朝のPortland


先に言っておくけど、特にネタとかないから。

面白おかしくなんかできないから!



8月19日<一日目>

前夜、行くか行くまいかまだ迷っていた。

休みボケでかなり出不精になっている。

意を決して荷造り。

念の為の3日分の着替えとデジカメと地図。

クーラーボックスにいくらかのボトル水。

これは気侭な一人旅。こんなもんで十分だ。



翌日朝九時、覚悟を決めてレンタカー屋へ。

一番安い車をレンタルし、家まで荷物を取りに。

出発気分にルンルンして30分程北上したところで忘れ物に気づく。

一分ほど悩んだ結果家に戻ることに。

この時点でちょっと面倒臭くなり始める。

ちょっと気になる事を思い出して郵便局へ。

日本から帰ってきたら郵便物が全く無かったので不審に思っていたら

郵便局員が勝手に送り主に送り返していた。

多分「Numeri本」も。

物凄いショックにうなだれながらHighway99に乗り込む。



悲しいことは忘れて、忘れ物の携帯灰皿をゲットしていざ行かんポートランド!

この後はCDをガンガンに流して(主にポルノグラフィティとOFFSPRING)大熱唱です。

約4時間ノンストップ。

いや〜、酸欠になるかと思った。

真っ直ぐな道やら山道やらただただひたすら走って1時ごろ昼食。

マックで。

食ったらやたら眠くなった。

最近、昼夜逆転の生活をしていたせいもあってやたら眠い。

このままでは居眠り運転してしまう。

途中のRestAreaで体力の充電を測ろうと思います。

RestAreaに着いてとりあえず一服をしていたらヒッチハイカーが話しかけてきた。

別に乗せてあげても良いんだけどこれから2,3時間ほど寝る旨を伝えたら去っていった。

去り際に煙草をねだられた。

一服済まして水を一飲み。



−−−−−−熟睡中−−−−−−



2時間後、暑さで目が覚めた。

パチンコ屋の駐車場に置き去りの赤ちゃんの気持ちが良く解った。

うん、こりゃあ死ぬわ。

ボトル水一本飲み干して気を取り直していざポートランドへ!



そこから約4時間、休憩を全く挟まず軽快にドライブ。

山間部があり、ひたすら真っ直ぐな道もあり、結局これといって面白いことも無く

只只歌いながら運転していました。

流石に疲れた頃やっとポートランドに到着。

ここで悪い虫が疼きだした。

ポートランドはオレゴン州とワシントン州の丁度境目に位置してます。

ダウンタウンを通過して橋を渡ればワシントン州。

記念に行ってみようじゃないかと。

橋、渡りました。

最初の出口で降り、ポートランドへ向かいました。

ここで事件発生。

逆方向、めっちゃ渋滞。

「ワシントン州、滞在1分」とか書きたかったんですが、物凄い渋滞で実質20分ほど滞在してました。

少し悔しい。

さて、これから今夜泊まる所を探さなければなりません。

えぇ、突発的一人旅ですから宿屋の予約なんかしていません。

現地調達です。

旅立ちの決心したの今朝だし。

えぇ、予約なんて面倒臭いことなんかしてません。

何時に着くか検討も付かなかったんですからね。

土地勘なんかあるわけも無く、

運転中な上、真っ暗なので地図を読めるはずもありません。

仕方が無いので野生の勘で適当にフリーウェイを降りて宿を探します。

したらね、なんか工業地区みたいな所に迷い込んじゃって。

宿屋どころか人っ子一人見当たらねぇんでやんの。

(誰も居ない工業地区)

ここはハズレかとガッカリしながらフリーウェイに戻ります。

また次の勘に頼って降ります。

ん、今度は栄えてる。

でもこの時点で夜の9時半だからな。

空いてる部屋があるかどうかが問題です。

安全且つ格安の宿を探して30分ウロウロ。

一つの宿に目星を付けて突撃してみるともう管理人がお休みでした。

ごめん、叩き起こしちゃった。

宿泊人数が一人なんですが二人部屋を貸してくれました。

しかも一人の値段$40で。

貧乏旅行なので野宿でも良かったんですが流石にそれはちょっと怖かったのでパス。

夕食は、こんな時間に開いてるレストランがある訳も無く、

motel近くのTacoBell(ファストフード)で我慢します。

基本的にドリンクのサイズが1リットルの店です。

軽い夕食を済ませ、満腹感に酔いしれながら意識がフェードアウトしていきました。





8月20日<二日目>

朝7時、目覚まし時計(日本の携帯電話)のアラーム音に叩き起こされた。

Earth,Wind,and Fireの"Let's Groove"だ。

今朝の俺はめっちゃグルーヴだぜ。



うん、まぁいいや。

とにかく凄くいい天気です。

さっとシャワーを浴びて身支度を整え出発前に部屋の中をパチリ。

(一人で借りた二人部屋)

外で一服つけながら外をパチリ。

(Palms Motor Hotel)

そして今回の旅のお供のモンテ・カルロ君。

(家元は忘れた。)

清々しい気分と絶妙な空腹感に後押しされ物凄く早くチェックアウトしました。

ダウンタウンに向かって朝のフリーウェイをぶっ飛ばしてたら

降り所間違えていつの間にかポートランドを出てしまいました。

宿泊しただけで帰るなんてありえねぇ。

急いで引き返し繁華街に到着。

適当な駐車場に停めて近くのカフェでラテを買い一服。

何食おうかなと思ってボーっとしてたら目の前に紫色の巨大な蛸がいました。

(ギリシャ料理屋)

一階は改装中でしたが2階は営業中。

紫の間抜けなお蛸さんに誘われるがままに突撃してきました。

なんかね、すげぇ散らかってる。

巷はアテネオリンピックで盛り上がってましたからね。

この店の中の大型テレビで観戦していたのでしょう。

で、今朝まで散らかしっぱなし。

んで、客、俺一人。

メニューを見ても聞いたことの無い料理ばっかりだったので適当に朝ごはんっぽいやつを選んで注文。

で、来たのがこれ。

(料理名:忘れた。)

メインディッシュはスクランブルドエッグ。

具はトマトとギリシャのソーセージ。

かかってる白いのはモッツァレラチーズの様な食感で味はパルメザン。

よくわからないチーズ。

備え付けにポテトとパプリカのスパイス炒め。

そしてパン。

10分で平らげて満腹満足です。

さっさとお勘定を済ませて町に繰り出します。

現在十時。殆どの店が開いてねぇのな。

仕方が無いので散歩でもします。

(近くの公園。)

朝も早くから親子連れとランニングする人と犬の散歩で賑わっています。

子供達なんかキャッキャキャッキャいいながら噴水の中で遊んでるしな。

とても平和です。

いつの間にやら11時なのでウィンドウショッピングでも嗜んで見ます。

ナイキタウン、パタゴニア、デパート。。。終了。

早!! そんなに金も無かったし、なんかあまり見るものが無かった。



今回の目的のピトックマンションに行ってきます。

(ピトックさん。)

ま、個人的な楽しみだったので特に詳しく書きませんが、

一応写真を残します。

(バウムクーヘン状の床板)

(綺麗な天井)

(ゴージャス階段)

(シャワー)

(シャワー)

(庭から)

(裏から)

はい、以上、ピトックマンションでした。

僕は2時間くらい堪能して来ました。



午後2時、帰るにはまだ勿体無いような気がしてこの町一番の巨大ショッピングモールに行ってみます。

何度も言うようですが予算が少ないので帰る品物が限定されてきます。

Tシャツくらいかな。

何を思ったかタンクトップを2着購入。

しかもチェーン店で自分が住んでる町にもこの店あります。

いくら税金がかからないからってなんかとても損した気分に苛まれながらブラブラします。

お?

(スケートリンク)

モールの中にスケートリンク発見。

スケート教室もやってました。

世の中には思いも寄らない建物があるんですね。

滑りたかったけど寒いし、帰りの運転の体力温存を考えて今回はパス。

一通り見たし、激安サングラスも買ったし。

帰ります。



ポートランドに杉良太郎の様な流し目で別れを告げ一路カリフォルニアを目指します。

帰り際、フリーウェイの看板の裏に落書きされてた。

(謎のメッセージ)

誰が何の為にどうやって残したのかは不明。

非常に気になります。

日が落ち始めた頃、カジノ発見。

2時間で$40すった。

そういえばさっき山火事発見したっけ。

(煙モクモク)

俺の財布を暗示していたのか。



夜中12時頃、あまりの眠さに近くのrest-areaで仮眠をとる事にしたんですが、

本気で寝てしまい、気づいたら朝の四時。

やべぇ。車返すの遅れるかも知れねぇ。

しぱしぱする目を擦りながら未明の暗闇の中を突っ走ります。

コンタクト外して寝ればよかった。

気がついたらカリフォルニアに入っていました。

あともう少し!

開店の朝8時に返す予定だったので急がなければなりません。

なんせカジノですったしな。

余分なお金なんか残ってないのです。

警察が見張っていないか目を光らせながらぶっ飛ばしてようやく自分の町に到着。

途中、何度も睡魔に襲われましたがクルマを降りて一服を繰り返して何とか辿り着きました。

時間通りにクルマを返却し、家路に着きベッドに倒れ込む一人の男がここにいました。

折角時差ボケが治ったのにな。


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