8月22日 濃霧→雨→曇り→晴れ
LakeOroville-LimeSaddle-[LakeMap]




友人、ほんださんがいつの間にか普通に登場して釣りに参加していたが、
後々わからない人が出てくると思うので、彼の釣りにはまった日の事を書いてみようと思います。
それから、この釣行記にはE氏とT氏というイニシャルだけの男たちが登場しますが、
後々ハンドルネームを付けていく予定です。
ここではまだキャラは立っていませんが、皆様、長い目で見守ってください。

それは今年の8月21日の夜に遡る。。。
T氏は夜中、我が家にいた。
数日前からE氏を誘い、LakeOrovilleに朝釣りに出かけようと計画をしていた。
そしてその話にT氏を誘ってみたところガッツリ乗ってきた。
まるでルアーにリアクションバイトしたバスのようだ。
しかし彼はバス釣りは初めてだと言う。
行くのは初心者ばかりである。大丈夫だろうか?
E氏にその旨を伝え、T氏と僕は徹夜で朝を迎えた。

朝5時、コンピュータから「ピコン」というなんとも間抜けな電子音が聞こえてきた。
見るとほんださんがメッセンジャーにサインインしたようだ。
僕とT氏はなんとなくほんださんを釣りに誘ってみた。

T氏の発言:いいから来なよ。
ほんださんの発言:わかったよ。


ほんださんは相手の主張を尊重した発言に快く応じてくれた。

朝5時、男4人揃ってLakeOrovilleに出発した。
なんともむさ苦しい車内の空気は意外と弾んでいた。
恒例のシモネタトークである。
ここに書きたかったが読者のみんなはきっと引くと思うのでやめておきます。
何より僕が覚えてない。
盛り上がっているうちに、エリアに到着。
ここはダム湖で住んでいるバスの90%以上がスポッツという噂だ。

(霧のLakeOroville)
満水時は右の緑色の木がある所まで水が入っている。
左にある木は満水時には水面下だ。
この一ヵ月後には今の3倍近くまで水が減る。
水面までの移動が一苦労だ。

そのうち暑くなるだろうと高をくくっていた僕は間違っていた。
凄い霧!
寒いがとりあえず始めようと言うことで青×銀のポッパーを準備。
E氏は確かミノーかなにかだったと思う。
ここで問題が一つ出てきた。
T氏もほんださんもタックルを何一つ持っていない。
予備のタックルは1セットのみ。
うん、二人で一本で我慢してもらおう!

二人には申し訳ないのだが、このタックルがまた酷いものである。
ロッドは一応ダイワだが、5ft半の振り出し竿。
昔、誕生日にグリーンマーク注1で交換してもらったものだ。
リールはRYOBIで中学の頃近くのホームセンターで鯉釣り用に買った投げ竿とセットの片割れ。
ハンドルを回すとカリカリ音がする昔懐かしのリールだ。
勿論特別な機能など付いていない。10年近く前の品だから。

それでも二人は楽しそうに黒×銀のポッパーを投げていた。
初めてとは思えない飛距離を出している。これにはPylaskeも脱帽である。

釣り始めて一時間。何も動きが無い。
仕方が無いのでミニシャッド青×銀をワンド奥へ。
チョコチョコとトゥイッチしていたらすぐ食ってきた。
前もここで釣れている。いい場所だ。
とは言うものの5インチ≒13cm程度の赤ちゃんバスだったが。
とりあえず、もう二匹ついでにあげておいた。
みんなから「すげー」と一言もらえたのでちょっと満足w
そして雨が降ってきた。。。

この地方の夏は例年雨など降らずカラッカラの毎日が続いているはず。
雲が恋しくなるような天気が続いているはずだ。
釣りの日になんで雨?!
近くの木の下で雨宿りをすることにした。
数分後、雨が収まり始めようとすると、こんどはスコールのような強雨!
一旦諦めて車に戻ると雨は上がり雲に切れ目が見えてきた。
馬鹿にしてるのか?!(笑)
(笑)を付けるだけでこんなにも文章がやんわりするのはなぜだろう?

上半身が雨と泥でぐしょ濡れなのでシートカバーにしていたパーカーを使うことに。
なるほど、こんな使い方もあったのか。(本当は着る物です。)

銜えタバコで坂道を登った為、キャストする元気が無い。
と言うことで竿をほんださんに預け、僕はちょっと休憩。

(根掛かりすらしていないのに何かを引っ張るほんださん)

10分後息が整ったのでちょっと実験をしてみることに。
先日泥の中から拾ったルアーを使ってみよう。
今日は豆バスでも釣れたから良しとしよう。
後に判明したこのルアーはRapalaのCD-7TR。カウントダウンブラウントラウトカラーだった。
見た目が金色だったからこの時は「ゴールドフィンガー」と名付けた。
加藤鷹氏もルアーと一緒にされてさぞ心外だろう。申し訳ありません。

ほうほう、沈むのか。お、動きが面白い。これがウォブリングか。
と。まずはただ引きで様子見。
そのうちそこの方を落としてトゥイッチしていたら、ぐぐーん!
きたー!きたー!きたよー!でかいよー!
(当時記録更新サイズ)
13インチ≒33cmのスポッテッドバス。
スポッツはあまり大きくならない種類らしいのでこれは良い型のほうか?
それまで30cm未満しか釣ったことの無い僕にとっては至高の一尾でした。
これで満足しきった僕はタックルをT氏へ。

かといって何もしないのは暇なので、また実験をしてみる。
糸を一ヒロ出して先にマス針と極小グラブを付けてみた。
赤ちゃんバスが集まってるワンドにぽちょんと入れてみると。。。
ピクピク   ・・・あ。
いとも簡単に赤ちゃんバスが釣れてしまった。
全く合わせていない。勝手に引っかかってくれたのである。
いいのか?!これでいいのか?!
これにはT氏もE氏もほんださんもびっくりである。
「ふざけんな」とか「帰れ」とか「氏ね」とか祝福の言葉を頂いたので、
もう2匹お豆をあげたところで止めにした。

ラパラのカウントダウンを手にしたのはT氏だったが、暫く何も起こらなかった。
(釣果をあげる前のT氏。岩場にサンダルで足はどろどろ。)
連続トゥイッチをかましていたらアタリがきたようだ。
T氏の「お!お!」と言う声と共にバスは顔を見せて陸に上がってきた。
そしてT氏の「お!お!」と言う声と共にバスは地面に落ちピチピチ跳ねながら水の中へと消えていった。
Pylaskeが写真を撮ろうとして針から外したとたんに暴れて落ちてしまった。
写真取れなくてごめん、T氏。25cmはあったね。
それでも結構満足してくれたT氏でした。お詫びに写真大きくしておいたよ。

ラパラのカウントダウンは次はほんださんの手に。
岩傍に投げたら。。。
(初バス(σ・∀・)σゲッツ!!)
これも25cmくらいのスポッツ。なかなかやるな。
今度は慎重に撮影してあげた。
フロッグの絵でバスとコーディネートしている様だ。
バス君を食おうと頑張っているように見えるが、止めた方がいいと思う。
だって、ここの水汚いっぽいし。
T氏とほんださんが「ゴールドフィンガーすげー!」を連発している。
確かに加藤鷹氏のコールドフィンガーは凄いが、そんな何度も言わなくても。。。
恥ずかしい人たちだなぁ

(30分後の彼の姿。)
また釣りやがった!!
また25cmクラス。バスってこんなに簡単だったのか?
いや、さっきの雨で活性が上がっただけだ!
一番多く釣って一番デカイの釣ったのになんか釣り負けた気分だなぁ。
他人から見たら低レベルな争いかもしれないが、本人たちは本気である。
ま、今日は拾ったルアーがこの湖のHITルアーと判っただけでも儲けもんだ!

(結局E氏はボウズだった。)
E氏は前日に川でトラウトを釣っていたらしい。
トラウト釣ったならボウズでいいじゃーん。

T氏とほんださんは味を占めてしまったらしく、帰りにお揃いのタックルセットを買っていた。
ゴールドフィンガーも買っていた。あやかりたいらしい。
これで釣り仲間に広がりが出来たな。喜ばしい事だ!!

二人は肝心な物を買い忘れて大変な目に遭ったが、
それはまた、別の話。




釣果:Pylaske:10UP×6、30UP×1
   ほんださん:25cm×2
   T氏:25cm×1

使用ルアー:RENEGADEポッパー/青×銀、黒×銀
RENEGADEミニシャッド/青×銀
Rapalaカウントダウン/ブラウントラウトカラー